希望とは反対側にある現実ということ 「ル・アーヴルの靴みがき」以来のアキ・カウリスマキ監督です。 映画って、何々三部作というくくり方をする場合が多く、この「希望のかなた」も「ル・アーヴルの靴みがき」と共に「港町三部作」あらため「難民三部作」と呼ばれて(呼んで?)いるそうです。 本人の言葉かどうか定かではありませんが、「難民」をテーマにもう一作撮るということでしょうか。 監督:アキ・カウリスマキ 北欧の街、ヘルシンキ。ちいさな善意があつまって、妹を探すシリア難民の魂を救う。名匠アキ・カウリスマキ監督(『ル・アーヴルの靴みがき』)、新たな傑作。(公式サイト) アキ・カウリスマキ風というのも変ですが、その特徴が全面に出てきているような印象を持ちます。 人物をフィックスで捉えたままの画、その人物(たち)が一点を見つめたままほとんど感情的な演技をしないこと、そして台詞はもちろんのこと、背景や小道具な
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