ごあいさつ 世界の人びとの暮らしや文化や宗教などを自ら歩いて、見て、触れて、考えることができる「知の空間」。それが国立民族学博物館(みんぱく)です。 みんぱくは、博物館機能をそなえ、大学院教育もになう世界でもユニークな文化人類学と民族学の研究所です。約50名の研究者たちは、世界各地でフィールドワークをおこない、人びとの生活や文化や価値観について研究調査しています。また、大学共同利用機関として、国内外の大学などから研究者を招いて「特別研究」や「共同研究」、「国際シンポジウム」などを組織・運営するとともに、客員教員や外来研究員など毎年1200名を超す研究者を受け入れて研究をすすめています。 その研究成果は、『国立民族学博物館研究報告』をはじめとする出版物や学術講演、シンポジウム、研究公演、みんぱくゼミナール、みんぱく映画会などの開催、そして本館展示や特別展示などに生かされています。いっぽう、み