現物取引の場合、自己資金が50万円なら取引できる金額も50万円です。しかし、信用取引なら、50万円の自己資金(保証金)の場合、最大で約3.3倍の約166万円までの取引が可能です。このように、自己資金が同じ50万円でも信用取引なら現物取引の約3.3倍の取引が行えるというメリットがあります。 ただし、デメリットもあります。上記の表を例とすると、現物取引なら、自己資金50万円の場合、50万円の株を買い、株価が1/2になれば、損失は25万円で残る資産は25万円となり、負債はありません。しかし、信用取引でレバレッジ3倍の150万円の株を信用買いし、株価が1/2になった場合に損失は75万円となるので、25万円の負債を背負うことになります。 このように、信用取引は自己資金の最大約3.3倍の取引が行えるというメリットがありますが、株価が大きく値下がりすると、自己資金以上の損失が発生し負債が残るかもしれない