桂米團治さんに入門し、米團治さんの師匠であり、父でもある故桂米朝さんからも薫陶を受けた桂米輝さん(34)。桂文枝さんを輩出した関西大学の落語研究会で落語の魅せられ、大学卒業後はいったん企業に就職しますが、一念発起して弟子入りしました。端正な芸と、オンリーワンのルックスのミスマッチ。そして、独特の世界観を持つ若手落語家の注目株です。 (取材/文:中西 正男) ―昔からお笑いは好きだったんですか? 奈良県出身なんで、ま、関西の子どもとして、昔から漫才だとか吉本新喜劇だとか、お笑いは好きでよく見ていたんです。何となく、お笑いへの憧れみたいなものもあって、大学(関西大学)に入学して、何かサークル活動をやろうとなった時に、出会ったのが落語研究会だったんです。 落研に入ったものの、お笑いは好きだったけど、落語はほとんど見たことがない。学校の文化鑑賞会で見るか、テレビでやってたらたまに見る。それくらいの
読売テレビ恒例の大型お笑い特番「漫才Lovers」の今年度第1回目が7月15日に放送された(関西地区のみ)。超お笑いオタクの私にとっては、毎回、豪華且つ旬なラインナップで胸躍らせるのだが、今回からもうひとつ楽しみなネタが加わった。それは、当番組の新しいメイン司会に“千鳥”が抜擢されたことだ。 …千鳥よ、よくぞここまで来たなあ~、と感涙にむせぶのは私だけではなかろう。しかし、私が特に感動せざるを得ないのは、私がその昔、プロデューサーとして大阪ローカル局で携わっていた漫才番組で、千鳥はコソっとデビューしたからだ。 「ぼくら千鳥言いましてね、岡山の北木島いう島出身の田舎もんなんですよ。大阪へ来たときゃー、人がおゆーて(多くて)そりゃあビックリしまして…」と岡山弁丸出し漫才でスタート。実は私も同郷の岡山、ということで注目はしていたが、世間的にも全く話題にも上らず、上昇気流の兆しも皆無であった。 二
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