評価:★★★★☆星4つ半 (僕的主観:★★★★4つ) 台湾の監督アンリーによる異色の映画。宣伝や売り方が、まるで内容と一致していないところが、見終わってみると笑いを誘う。しかし、この内容で、売れる形に仕上げ、なおかつもともとの原作が持っていたであろうこの物語の核心部分を失わない、なかなか不思議な作品であった。アンリー監督は、とても挑戦的な人だな、と思います。これは、凄いチャレンジングだよ(苦笑)。大コケしても、おかしくないもの。 この作品を解釈するのならば、核心ポイントは2点。一つは、ノラネコさんがいうように「壮大で哲学的な神性を求める冒険」であり、人間の内面の中に宇宙を見ていくことを映像で表現すること。その帰結として、その内面に変化に観客が納得性を感じることができるか?という部分。もう一つは、『ビックフィッシュ(ティムバートン監督2003年米)』のように、この世界を物語として見る時に、物