上記の例では,放射線源から,同じエネルギーのβ線とγ線が1分間で1000個ずつでているものとします. ヨウ素やセシウムは,どちらも1回崩壊するごとにβ線とγ線を1つずつだします. ですので,だいたいこの仮定と似たような状況になります. β+γ線の測定値が異常になる理由 ガイガーカウンターや,エネルギー補償無しのシンチレーション式の場合は,回数をカウントすることしかできません. そこで,予めテスト用の放射線源を使って,何回カウントできたらこのくらいのμSv/h,というのを測定しておきます.(校正) ガイガーカウンターは感度が低いので,1分間に1000個の放射線が測定機に当たっても,そのうち10個くらいしか検出できません. (測定機が検出できる割合を計数率といいます) 1分間に1000個の放射線が通り過ぎたときに1μSv/hですが,実際に検出できるのは10個なので,1個検出につき0.1μSv/