トヨタ自動車の「プリウスプラグインハイブリッド」。V2Hの実証実験では、車載充電器を充放電器に改良するほか、普通充電コネクタは放電にも使う。 日本の自動車メーカーは、スマートグリッドやV2H(Vehicle to Home)に対してどのように取り組むのか━━。前回のブログ(関連記事)で、大手自動車メーカーはもう少し情報公開しても良いのではないか、と述べました。最近になって、自動車メーカーのスマートグリッドに対する具体的な計画が明らかになってきました。 経済産業省が支援する日本のスマートグリッド実験「次世代エネルギー・社会システム実証」の計画(マスタープラン)が、2010年8月11日に明らかになったためです(関連記事)。トヨタ自動車が豊田市で、日産自動車が横浜市で、三菱自動車がけいはんな学研都市で、それぞれ2010年度から2014年度までの5年間実施します。各社は、充電だけでなく放電できる機