ではビジネスとITの双方でIoTイノベーションを起こしていくには何が必要となってくるのだろうか。鈴木氏とともに日本IBMでIoTビジネスを推進する立場にある土屋氏は「まずは始めてみること」を提唱する。ひと昔前であれば、新しいテクノロジを試そうにもハードウェアなどリソースの調達に難儀するのが常であったが、いまはクラウドがある。始めたいと思い立ったときにいつでも始められ、やめようと思えばすぐに手を引くことができるのだ。「IoTを始めてみたいが何から手を付ければいいのかわからない」という企業にはIBMのPaaS環境である「IBM Bluemix」上に用意されているトライアルプログラムの利用を推奨していると土屋氏は言う。 Bluemix上で利用できるIoT関連のソリューションには「IBM Internet of Things Foundation」や「IBM InfoSphere Streams」