技術展の来場者数が前年比30％増，川崎市の環境技術に世界が注目2回目の開催となった川崎国際環境技術展。展示会場の入り口の手前には，川崎のこれまでの環境に対する取り組みを示すパネルを展示した。 2008年秋の「リーマンショック」以降，来場者の減少が目立つ技術系の展示会の中で，「前年に比べて来場者数が30％増」という目を見張る伸びを示した展示会が，2月4～5日に川崎市で開催された。2009年に続いて2回目の開催となった「川崎国際環境技術展」である。初めての開催となった2009年の来場者数は約8000人だったが（Tech-On！関連記事），今回は来場者数が1万人を超え，前年比30％増となる約1万500人に達した。 このように来場者数が大きく伸びた背景には，世界的な環境意識の高まりに加えて，川崎市が環境技術の集積地となっていることがある。 川崎はもともと京浜工業地帯の中核地域として，1960～1970年代の日本の高度経済成長を象徴する“重化学工業の発展”を支
