小平 和良 日経ビジネス上海支局長 大学卒業後、通信社などでの勤務を経て2000年に日経BP社入社。自動車業界や金融業界を担当した後、2006年に日本経済新聞社消費産業部に出向。2009年に日経BP社に復帰。 この著者の記事を見る
小平 和良 日経ビジネス上海支局長 大学卒業後、通信社などでの勤務を経て2000年に日経BP社入社。自動車業界や金融業界を担当した後、2006年に日本経済新聞社消費産業部に出向。2009年に日経BP社に復帰。 この著者の記事を見る
2022.09.07 5年後の未来に関する調査 アンケート実施中!「5年後の未来に関する調査【世界景況と経済安全保障編】」
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン ここ数年、米ゼネラル・モーターズ(GM)の業績が低迷した最大の理由は、ホームマーケットであるアメリカでの販売不振に尽きる。その理由については、「GMは燃費の良い小型車を持っていない」「だから日本車に負ける」というふうに語られてきた。 確かに結果論はそうだ。しかし、米国の自動車メーカーはもともと小型車など眼中にない。大きな金魚鉢に入れた金魚が大きくなるように、アメリカ大陸をいつでも横断できるクルマを求めてきた市場では、クルマは必然的に大きくなって当たり前。その一方で「親の世代」を否定する傾向が「アメリカ車離れ」という傾向をもたらした(関連記事:「ビッグスリーが儲けてきた理由」「ビッグスリーが輝きを失った理由」)。「若者のクルマ離れ」が懸念されて
このところ書店で山積みになっている『グリーン革命』をご存じだろうか? カバーにヒエロニムス・ボシュの「快楽の園」をあしらった上下2巻本だ。筆者が昨年訳出した『クリーンテック革命』も時宜を得て好評を頂いたが、タイトルが紛らわしい。くやしいが著者のネームバリューが断然違うのでこっちの「革命」の方が売れそうだ(ちなみに「快楽の園」は無数の学術的考察がなされてきた名画。この意味深な絵画は原著カバーに採用されていたが、そのまま日本語訳でも使われている)。 さて、本書の著者トーマス・フリードマンは言わずと知れた『フラット化する世界』の著者であり、過去に3度のピュリツァー賞を受賞している筋金入りのジャーナリスト。本書も、氏の仕事らしく、綿密な取材に裏打ちされた数々のファクトの陳列と、思わずひざをたたいてしまうキャッチーなコピーの連発で評判にたがわぬ出来に仕上がっている。 何より本書はこれまでの著作と比べ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く