アリペイ、WeChatペイの登場で、あっという間に中国の電子決済の主流になったQRコード方式。デビットカードで一時は主役になった銀聯カードは急速にシェアを落としているが、ここにきて、銀聯もQRコード方式のスマホ決済に対応して巻き返しを狙っている。スマホ決済の最終決戦の行方はどうなるのか。界面が報じた。 今やシェア1%になってしまった、かつての主役「銀聯」 銀聯は、中国の40数行の銀行が連合したデビットカードで、クレジットカードの普及が進まなかった中国で、電子決済の主役になった。いわゆる海外で“爆買い”をする中国人旅行者の決済手段は銀聯カードで、日本の商店も続々と銀聯に対応するほどだった。 しかし、現在、中国国内の銀聯の電子決済シェアは1%程度に急落してしまい、海外でもスマホ決済であるアリペイ、WeChatペイの対応が進むにつれて、シェアを爆下げ中だ。以前の輝きはまったく失われている。 ▲す