(私を動かす 私が動かす:6) 熊本空港から車で1時間弱、棚田と重なるように、急斜面に太陽光パネルが広がる。熊本県山都町水増(みずまさり)の人口はわずか10世帯18人、平均年齢は71歳。親子でつくった自然エネルギーの会社が、集落を動かした。 ――壮観です。自然エネルギー景観百選があったら、きっと選ばれますね。 「農林水産省の棚田百選も近くにあります。この集落は800年の歴史がありますが、人口は戦後最盛期の5分の1以下、耕作をやめた農地は半分以上。太陽光パネル8千枚を並べたこの場所も、もともとは牧草地でした。この土地で、住人たちはメガソーラーをしたい企業を募集したんです」 ――そこに名乗り出た? 「私たちは発電会社のテイクエナジーコーポレーションを立ち上げたばかり。実績はない。でも、夢はあった。全国の農村集落の再生モデルになるようなソーラーパークを一緒につくりたい。東京の大企業を含む14社か
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