日本創成会議座長・増田寛也氏(62)(1) 〈東日本大震災直後の平成23年5月に学識経験者や産業界、労働界の有識者を集めた日本創成会議を創設、座長に就任した。今年5月には、出生率の向上と地方から都市への人口流出を防ぐための提言「ストップ少子化・地方元気戦略」を発表。896市町村で2040年までに若年女性(20~39歳)が50%以上減少し、“消滅”の恐れがあると警鐘を鳴らした〉 反響は予想以上でした。「“消滅”とは何だ」との声はありましたが、おおむね「これで議論の材料ができた」と好意的に受け止められました。多くの地方がこのままではやがて立ちゆかなくなると知っているからです。 岩手県知事になった当時から小中学校の統廃合が課題になっていた。子供が減っているため、いずれは廃校だけでなく廃村の議論をしなければならないことは、当時から多くの人が分かっていたのです。 若年女性を指標にしたのは、昨年3月に
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