売上高が既存機の2倍以上という最新飲料自販機が登場。POS(販売時点情報管理)データの収集を可能とした。自販機を舞台に、飲料新製品開発の仮説・検証が進み始めた。 お店の人が顧客の性別、年齢、その日の気温などから、最適な飲み物を薦める。対面販売なら当たり前のことだが、それを自動販売機で実現できるとしたらどうだろう。 突飛に聞こえるかもしれないが、実際に今、こうした機能を備えた自販機が増殖し始めている。JR東日本ウォータービジネスが展開する47インチの大型タッチパネル画面を搭載した次世代自販機がそれだ。 飲料のボトルなどの画像にタッチし、お金を入れるか電子マネー「Suica(スイカ)」などを使い購入できる。顧客の年代や性別、時間帯、気温から最適と思われる商品を判断し、商品に「おすすめ」マークをつける。 内蔵カメラセンサーが、顔の輪郭や目、鼻、口などの位置関係などから、年代・性別を8割近い精度で