トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 もんじゅ、廃炉条件に「5年運転」案 2012年2月11日 09時14分 トラブル続きで運転停止中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)をめぐり、運営する独立行政法人日本原子力研究開発機構(原子力機構)や電力業界内で、5年運転したら廃炉にすることを条件に運転再開を目指す計画が浮上している。複数の関係者が明らかにした。廃炉までの期限を設け、世論の抵抗を和らげる狙いがある。 政府は福島第1原発事故を受け、今夏をめどにもんじゅを含む核燃料サイクルの是非を決定する。5年運転を条件にした廃炉計画は、事実上の延命策と変わりがなく、国民の理解を得られるかどうかは不透明だ。 関係者によると、原子力機構などは、もんじゅの廃炉費用を試算した上で、5年間で発電を終える場合の事業費などを盛り込んだ新たな開発計画を近く策定する。これを基に、存続を働き