ブックマーク / www.countryteacher.tokyo (2)

  • 平野啓一郎 著『三島由紀夫論』より。執筆開始から23年。670頁の大作。読まねばならない! - 田舎教師ときどき都会教師

    書は、三島が最後の行動に至る軌跡を、その作品に表現された思想に忠実に辿るものだが、では、その死が必然的なものであり、不可避であったかと言えば、必ずしもそうとは思わない。三島自身が政治思想の偶然性を強調している通り、『鏡子の家』に対する文壇の無理解など、人は深く傷ついているが、今にしてみれば、くだらないと言えなくもない出来事の影響が大きく、彼の最も微妙なその第三期次第では、違った四期を迎えていたであろう。 (平野啓一郎『三島由紀夫論』新潮社、2023) こんばんは。国家が、とか、天皇が、とか、三島が、とか、おそらくそんなことは1ミリも考えずに、旅先の写真とともに「めっちゃ楽しんでいます!」なんてメッセージをくれる職場の若者たちって、 三島由紀夫よりも賢い。 そう思うのですが、どうでしょうか。平野啓一郎さんも《三島には一貫して、知性に対する軽蔑があり、行動家の無知・無学を純粋さの証明のよう

    平野啓一郎 著『三島由紀夫論』より。執筆開始から23年。670頁の大作。読まねばならない! - 田舎教師ときどき都会教師
    age60-boy
    age60-boy 2023/08/17
    三島はずっと夭折への憧れが強く、その時期を過ぎた後は、織田信長の47歳や西郷隆盛の49歳が限度と考えていたようですね。三島と石原の差は、年齢からくる戦争体験の重さの違いもあるように思います。
  • 青山美智子、朱野帰子、一穗ミチ、奥田亜希子、西條奈加 著『ほろよい読書 おかわり』より。読書は日常。 - 田舎教師ときどき都会教師

    「月並みだけど、生牡蠣べるならこれだよね」と行人が選んだのはシャブリだった。レモンのように酸味が強く、生牡蠣のミネラル感と同調してくれる。一杯目はいつもこれだ。 「ワインもいいけど……」と莉愛は迷っていたが、「やっぱ日酒かな」と純米吟醸を選んでいた。アルコール度数高め、うすにごりの生原酒だ。 生牡蠣よりも先に酒が運ばれてきた。まずは、お疲れ様でした、と軽く乾杯だけすする。 「さあ、牡蠣をたくさんべるぞ」 莉愛が純米酒を口に含んだ。 「負ける気がしない」 行人もシャブリを飲んだ。 (青山美智子、朱野帰子、一穗ミチ、奥田亜希子、西條奈加『ほろよい読書  おかわり』双葉文庫、2023) こんにちは。どうでしょうか。月並みだけど、牡蠣、べたくなりますよね。シャブリ、飲みたくなりますよね。べたくなったし、飲みたくなったので、定時に学校を出て、オイスター・バーへ。 5名の作家(青山美智子、朱

    青山美智子、朱野帰子、一穗ミチ、奥田亜希子、西條奈加 著『ほろよい読書 おかわり』より。読書は日常。 - 田舎教師ときどき都会教師
    age60-boy
    age60-boy 2023/08/05
    大学受験の1週間前に牡蠣にあたって大変だったのを思い出しました。受験前日まで下痢で('◇')ゞ。かえって無心になって挑めたので無事合格しましたが…。私もめげずに牡蠣を人並み以上に食べます。
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