水道から作る大都会の電力、太陽光・小水力・バイオマスの比率を20%に:エネルギー列島2014年版(13)東京 1300万人が暮らす東京都では生活インフラになる水道設備の規模は巨大だ。設備の運営に膨大な電力を必要とする半面、発電に利用できるエネルギーも豊富にある。水道施設の上部で太陽光発電を展開しながら、水路の落差を生かした小水力発電や下水の汚泥によるバイオマス発電を拡大する。 人口が密集する東京都には、自然エネルギーはさほど多くない。メガソーラーや風力発電所を建設できるような広い空地は限られていて、バイオマスの燃料になる間伐材を供給できる森林の面積も狭い。代わりに1300万人の都民を支える上水道と下水道の設備に、再生可能なエネルギーが大量に流れている。 東京都は水道設備で利用する再生可能エネルギーの比率を10年間で20%まで高める計画に着手した。下水道では「スマートプラン2014」、上水道
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