南極観測隊、活動縮小の恐れ=「しらせ」ヘリ、整備予算不足 南極観測隊、活動縮小の恐れ=「しらせ」ヘリ、整備予算不足 海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」に搭載される大型輸送ヘリコプターの整備が予算不足で間に合わず、11月に出発する第54次南極観測隊が活動縮小を余儀なくされる恐れがあることが分かった。政府の南極地域観測統合推進本部が22日開いた総会で、対策が検討された。 大型ヘリは91号機と92号機があるが、91号機に大きなトラブルがあり、53次隊で使った92号機を整備するしかない状況。今年度の南極観測事業予算は約34億円で、ヘリ2機を整備するにはあと約20億円必要だが、財政難で確保できない。(2012/06/22-20:12)