パレスチナ訪問中の飯島勲内閣官房参与は21日夜(日本時間同日午後)、パレスチナ自治政府のアッバス議長とヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラで会談し、北朝鮮による拉致問題解決に向け協力を要請した。22日の電話取材に応じた飯島氏によると、アッバス氏は「日本と同じ気持ちを持って対応する」と応じた。 会談で飯島氏は「日本は拉致問題を安倍政権で解決したい意向だ」と強調。パレスチナ自治政府高官が9月上旬にも北朝鮮を訪れることを踏まえ「米朝両国の関係改善なしに日朝関係の改善はないと(北朝鮮側に)伝えてほしい」と要請した。飯島氏は20日、パレスチナやトルコを訪問するため日本を出発した。