2020年の東京五輪のエンブレムについて、ベルギーの劇場のロゴや、スペインのデザイン事務所の作品と似ていると指摘されている問題で、エンブレムを手掛けた佐野研二郎さん(43)が31日、大会組織委員会を通じ、「報道されている海外作品についてはまったく知らないものです。制作時に参考にしたことはありません」とするコメントを発表した。 ◇ コメント全文 「報道されている海外作品についてはまったく知らないものです。制作時に参考にしたことはありません。この東京2020エンブレムは、1964年の作品へのリスペクトを持ちながら、日本らしさを自分のなかで追求してデザインしました。海外出張中のため、コメントを出すことが遅れてしまい申し訳ありませんでした。帰国後、皆様にご説明できる場を設定させていただきたいと考えております」