「なせばなる」の格言で知られる江戸時代の米沢藩9代目藩主、上杉鷹山(ようざん)を紹介する新しい映像が完成し、米沢市上杉博物館(山形県米沢市丸の内1丁目)で上映されている。隠居後も中心になって進めた「寛政の改革」などをまとめた。 2021年度に開館20周年を迎えたのを記念して制作した。「上杉鷹山 ふたたびの改革―現在(いま)に語りかける明君の生涯―」と題し、隠居の立場ながら自ら手本を示しつつ、有能な家臣や領民と共に改革に取り組んだ後半生を資料映像やアニメーションで描いた。上映時間は16分で、同市出身の俳優眞島秀和さんがナレーションを務めている。事業費は約800万円。 同館の常設展示室には「鷹山シアター」があり、藩主在任中の前半の改革「明和・安永の改革」とその苦悩をドラマ仕立てで描いた作品を上映してきた。 今回の新作と前作を交互に上映し、同館は「両方見てもらえると、鷹山の改革の全体像が分かる」
![「なせばなる」の上杉鷹山の新映像完成 ナレーションは眞島秀和さん:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e3a4acfd3c7219ac60a6b6f1bf1006b744963be4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimgopt.asahi.com%2Fogp%2FAS20220330002644_comm.jpg)