【秋田支局】ハクサイをとう立ちさせた「フクタチ」は、秋田県南部で春を告げる葉物野菜として食卓を彩ってきた。ハウスで栽培する羽後町新成の仙道忠秋さん(60)、悦子さん(57)夫妻は「今年は寒かったので、フクタチの甘味につながる」と話す。 仙道さん方で作り始めて約30年。現在、ハウス10棟のうち、3棟(190坪)でフクタチを栽培する。 品種は播種後約70日で収穫できるものを選ぶ。栽培では、約30センチ間隔に植えるなど密植させないのがポイントだ。株を大きくし、約20センチにとう立ちさせたものを収穫する。管理に肥料や農薬は使わない。 主な出荷先はJAうご。JAの部会の一つ「新成園芸組合」(岩村克広組合長、組合員20人)では、12人の農家がハウス栽培に取り組む。8年前からは消費拡大を目指し、秋田市のスーパーで試食販売を行っている。 〈写真:ハクサイをとう立ちさせた「フクタチ」〉
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