●2008年までの技術改革のプライオリティリスト AMDの将来技術ビジョンは、過去2年ほどで大きく変わった。CPUコアを2年サイクルで刷新し、CPUコア自体のシングルスレッドパフォーマンスを伸ばそうという方向は、少なくとも当面は消えた。その代わり、CPUコアをマルチコア化して、スレッドレベルの並列性を高め、コンピューティングのスループットを重視する技術方向へとシフトした。さらに、異なる種類のCPUコアを混在させるヘテロジニアスマルチコア(Heterogeneous Multi-core)アーキテクチャも検討している。AMDのCPU技術は、明らかに節目を迎えた。 下のスライドは、AMDが2005年11月に開催したアナリスト向けカンファレンス「Analyst Day」のプレゼンテーションのもの。CPUのシリコンレベルでの改革の、2008年までのプライオリティリストだ。つまり、AMDが描いている