JIS, ISO式四捨五入の規則は以下の3つです. ① 一番近い丸め結果候補が1つだけなら,その数に丸める. ② 一番近い丸め結果候補が2つある場合は,末尾が偶数のものに丸める. ③ 丸め処理は1段階で行わなければならない. この方法で以下に例示したいくつかの数字を小数第2位を四捨五入して小数第1位までに丸めると次のようになります. 14.556→14.6,14.545→14.5,14.55→14.6,14.45→14.4 別の数字を整数第1位に丸めますと以下のようになります. 1000.4999→1000,1000.5→1000,1000.5001→1001,1001.5→1002 一般的な四捨五入では,丸めるべき桁の数字が0~4ならば切り捨て,5~9ならば切り上げてきました.しかし,末尾が5で終わるデータのとき,末尾の数字をいつも切り上げますと,厳密には下の表からわかるように四捨五入で