プロフィールバックナンバー これは私が20代の頃、トレーダーとして金融相場に日々向きあう中で上司からさんざんたたき込まれた言葉です。 特に相場のように、自分が管理できない対象について、「相場はこうなるはず」とか「ここに賭(か)ければこれくらいのリターンが来るはず」などと皮算用しても、決してその方向には行かないと言うことです。 したがって、やるべきことは、常に「最大のリスク量を決めること」でした。 すなわち、自分としてどこまでのリスク量であれば許容できるかということで、投資額も決めるし、投資対象も決める、ということです。そして、許容できる範囲のリスクを超えそうになったら、どんな状態であっても例外なく、躊躇(ちゅうちょ)せずに「損切り」を行うことを習慣づけます。 もちろん、「タダ飯はない」の法則のもと、ある程度のリスクを取らないとリターンはありません。しかし、相場も、また実際の人生も