衆院選挙の当選確実が出た候補者の名前にバラの花をつける岸田文雄首相(中央)と自民党幹部ら=10月31日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影) 選挙のたびに感心するのは、民意の精妙さである。 これまでのべ24回の衆参国政選挙を取材してきたが、今回の衆院選ほど盛り上がりを欠いた選挙はなかった。 街を歩いていても候補者の辻(つじ)立ちどころか選挙カーに出くわすこともなく、居酒屋で選挙談議を小耳にはさむこともなかった。 期日前投票も前回を下回り、投票率は史上最低を記録するのでは、と気をもんでいたが、あに図らんや前回を上回った。 若い世代を中心に駆け込み投票が目立ち、都内では行列のできた投票所もあった。おかげで午後8時の投票締め切りと同時に発表するため夕方で打ち切る場合の多い報道各社の出口調査は大外れ。平均して自民党を約20議席低く見積もり、逆に立憲民主党を過大視してしまった。3桁を割るとは私
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く