ロシアがウクライナに侵攻してまもなく1か月が経つ。戦力では圧倒的に優位なはずのロシア軍が攻めあぐねキエフに向かう部隊の後退も伝えられている。ウクライナにこれほどの抵抗ができるのか…その裏にある強さの秘密とは。 ■正規軍とは別の精鋭「パラミリタリー」の存在があった 2014年、ロシアによるクリミア併合前のウクライナ軍はとても弱かったと東大先端研の小泉氏は言う。 東京大学先端科学研究所 小泉悠専任講師 「(クリミア併合前の)ウクライナ軍はボロボロの状態で、ロシアが攻めてきたとき全然対応もできなかった。2013年、ロシアが攻めてくる前年に徴兵制もやめていた。これを2014年クリミア併合後、全部ひっくり返して軍事力を強化してきた。徴兵制も再開した。経済は厳しかったけれど、その中で軍事力を近代化して、西側の支援も受けて、軍の統合運用体制など色んな改善をしてきた。更に2014年から8年間、ドンパス地域
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