日本マクドナルドが8日発表した昨年12月の売上高は既存店ベースで前年同月比8・6%減と、9カ月連続で前年を下回った。1~12月の通期実績は2月に発表されるが、昨年は前年を上回ったのは2カ月のみで、9年ぶりに前年割れする公算が大きい。 12月は客数が0・8%減だったことに加えて、客単価が7・9%減と大きく減少したことが売上高を押し下げた。限定商品の「チキンタツタ」シリーズは好調だったものの、「ディスカウントプロモーションを抑制したことが影響した」(同社)という。 通年で売上高がプラスとなったのは1月の1・3%増と3月の6・0%増のみで、12月の減少幅は5月の11・0%減に次ぐ大きさ。