競泳の北島康介(平泳ぎ、日本コカ・コーラ)を五輪2大会2種目連覇に導いた名伯楽、平井伯昌(ひらい・のりまさ、東京SCコーチ)氏が、今夏のロンドン五輪に向けて新たな挑戦を楽しんでいる。北京五輪後、かねて指導してきた上田春佳(自由形、キッコーマン)に加え、寺川綾(背泳ぎ、ミズノ)や加藤ゆか(バタフライ、東京SC)の指導に携わってきた。 この3選手は4月の代表選考会でいずれも日本記録を更新して代表入り、メダルを目指す。ロンドン五輪では競泳日本代表ヘッドコーチとして選手を率いる平井氏。選手を伸ばし、能力を引き上げてきたコーチングの要諦は、どこにあるのだろうか。