【カリフォルニア州サンノゼ=山川一基】日本のインターネットサービス大手ヤフーと米グーグルが、検索事業を巡って提携する見通しになった。米経済紙ウォールストリート・ジャーナルが複数の関係者の話として26日伝えた。実現すれば、日本の検索市場のほとんどをグーグルの技術が占めることになる。 同紙によると、日本のヤフーがグーグルの検索エンジンを採用する見通しだ。 検索エンジンは、ネット上にあるウェブサイトの情報を専用ソフトを使って収集する検索事業の中核技術。日本のヤフーは01年から04年までグーグルの検索技術を使っていたが、04年以降は大株主でもある米ヤフーの開発した検索エンジンを採用している。 しかし米ヤフーは昨年、米マイクロソフト(MS)と検索事業での提携を発表し、MSの検索エンジン「ビング」との統合作業を進めている。日本のヤフーはビングとの統合よりも、世界首位のグーグルの検索エンジンを使っ