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歌に関するainoutanoehonのブックマーク (28)

  • 詩誌『たぶの木』14号をHP公開しました。

    手作りの詩誌『たぶの木』14号(漉林書房、2014年11月15日発行)を、私のホームページ『愛のうたの絵ほん』に公開しました。 詩誌 『たぶの木』 14号   (詩誌名をクリックしてお読み頂けます。) 参加詩人は、田川紀久雄、坂井のぶこ、山下佳恵、高畑耕治です。 お読み頂けますと嬉しいです。

    詩誌『たぶの木』14号をHP公開しました。
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2014/10/23
    詩誌『たぶの木』14号をHP公開しました。
  • 歌の理想、理想の歌?『俊頼髄脳』源俊頼

    の詩歌、和歌をよりゆたかに感じとりたいと、代表的な歌学書とその例歌や著者自身の歌に感じとれた私の詩想を綴っています。 藤原公任(きんとう)の『新撰髄脳』に続く今回は、1111年~1114年頃に書かれた、源俊頼(しゅんらい)の歌学書『俊頼髄脳(しゅんらいずいのう)』の言葉です。著者は第五代勅撰集『金葉和歌集』撰者でもあります。 引用文中で彼が模範としている『金玉集』は前回の藤原公任の和歌撰集ですので、源俊頼が彼に学び強い影響を受けていることがわかります。 心と節(ふし)と言葉(ことば)の関係について、俊頼は、そのどれもが欠けていては良い歌とはいえないと、バランスをとった常識的、まとも、あたりまえな、主張をしています。この点は、公任が十分にそのことを承知したうえで「まず心を」と踏み込んだのに対して、後退していると私は感じます。 俊頼は続けて、そのような良い歌を「おぼろげの人は、思ひかくべか

    歌の理想、理想の歌?『俊頼髄脳』源俊頼
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2014/08/28
    歌の理想、理想の歌?『俊頼髄脳』源俊頼
  • 詩想(二三) 一市民として10

    私の折々の想いをツイッターにしたためた言葉から、似通う色合いのものを、詩想としてまとめています。 今回は「一市民として10」私の率直な想いです。 ☆ 女性おとしめるのは、産んでくれた母おとしめること。母の子の自分、おとしめること。それすらわからないのは、母ひどく悲しませること。子ども失格なのだから、人間として、だめ。 ☆ スウィフトの『ガリバー旅行記』のヤフーの国、映画『猿の惑星』は人間社会を逆照射して素晴らしいと思います。今、人間がこの島国にきたら、ここは裸の王様おごる国、ヤフーの国、猿の惑星、人間らしさを押し潰すばかりのレスラーの雄叫びの国ときっと感じる。人間性酷く歪める偽政者の群れのさばる。 ☆ 拳かためて、腕ふりあげる、自分の写真を、平気でまき散らす者に、人間としての知性はあるのかと、わたしは疑う。目指すは、レスラーか、ヒットラーか。 ☆ 補足。さきほどの、理解できない者は、この美

    詩想(二三) 一市民として10
  • 赤羽淑「式子内親王の歌における時間の表現」(三)全身的な感性を視覚に

    敬愛する歌人、式子内親王(しょくしないしんのう)の詩魂を、赤羽 淑(あかばね しゅく)ノートルダム清心女子大学名誉教授の二つの論文「式子内親王における詩的空間」と「式子内親王の歌における時間の表現」を通して、感じとっています。 今回も前回に続き、論文「式子内親王の歌における時間の表現」に呼び覚まされた私の詩想を記します。 ◎以下、出典からの引用のまとまりごとに続けて、☆記号の後に私が呼び起こされた詩想を記していきます。和歌の後にある作品番号は『式子内親王全歌集』(錦仁編、1982年、桜楓社)のものです。 (和歌の現代仮名遣いでの読みを私が<>で加え、読みやすくするため改行を増やしています)。 ◎出典からの引用1 二 見るままに冬は来にけり鴨のゐる入江の汀うすごほりつつ  259 <みるままに ふゆはきにけり かものいる いりえのなぎさ うすごおりつつ> これも「いま桜咲きぬと見えて」と同じ

    赤羽淑「式子内親王の歌における時間の表現」(三)全身的な感性を視覚に
  • 赤羽淑「式子内親王の歌における時間の表現」(二)時間と空間が織りなす模様

    敬愛する歌人、式子内親王(しょくしないしんのう)の詩魂を、赤羽 淑(あかばね しゅく)ノートルダム清心女子大学名誉教授の二つの論文「式子内親王における詩的空間」と「式子内親王の歌における時間の表現」を通して、感じとっています。 論文「式子内親王の歌における時間の表現」に呼び覚まされた私の詩想を記します。 ◎以下、出典からの引用のまとまりごとに続けて、☆記号の後に私が呼び起こされた詩想を記していきます。 和歌の後にある作品番号は『式子内親王全歌集』(錦仁編、1982年、桜楓社)のものです。 (和歌の現代仮名遣いでの読みを私が<>で加え、読みやすくするため改行を増やしています)。 ◎出典からの引用1 なお、「むなしき空」が霞や花に先立つものとして詠まれた歌に、 かすみとも花ともいはじ春の色むなしき空に先づしるきかな  101 <かすみとも はなともいわじ はるのいろ むなしきそらに まずしるき

    赤羽淑「式子内親王の歌における時間の表現」(二)時間と空間が織りなす模様
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2014/03/18
    赤羽淑「式子内親王の歌における時間の表現」(二)時間と空間が織りなす模様
  • 赤羽淑「式子内親王の歌における時間の表現」(一)この刹那に世界がはじけ

    敬愛する歌人、式子内親王(しょくしないしんのう)の詩魂を、赤羽 淑(あかばね しゅく)ノートルダム清心女子大学名誉教授の二つの論文「式子内親王における詩的空間」と「式子内親王の歌における時間の表現」を通して、感じとっています。 今回からは、論文「式子内親王の歌における時間の表現」に呼び覚まされた私の詩想を記します。 ◎以下、出典からの引用のまとまりごとに続けて、☆記号の後に私が呼び起こされた詩想を記していきます。 和歌の後にある作品番号は『式子内親王全歌集』(錦仁編、1982年、桜楓社)のものです。 (和歌の現代仮名遣いでの読みを私が<>で加え、読みやすくするため改行を増やしています)。 ◎出典からの引用1 一 ある場所に動かずにじっとしている時、人は空間よりも時間を意識する。式子内親王の歌から浮かびあがる作者像は、あたかも固定したカメラのレンズのように、目の前を運動してゆく自然を眺め、四

    赤羽淑「式子内親王の歌における時間の表現」(一)この刹那に世界がはじけ
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    ainoutanoehon 2014/03/16
    赤羽淑「式子内親王の歌における時間の表現」(一)この刹那に世界がはじけ
  • 赤羽淑の論文から。式子内親王、歌の評価(一)。心ふかく。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想

    私の愛読書『定家の歌一首』(1976年、桜楓社)の著者、国文学者の赤羽 淑(あかばね しゅく)ノートルダム清心女子大学名誉教授が、私の次の二篇のエッセイに目をとめ、お言葉をかけてくださいました。 ・藤原定家の象徴詩 ・月と星、光と響き。定家の歌 (クリックしてお読み頂けます。) 源氏物語の女性についての著書や、藤原定家の全歌集を編んでもいらっしゃいます。私も愛する『源氏物語』や和歌をみつめつづけ深く感じとられ伝えていらっしゃる方ですので、とても嬉しく思いました。 『源氏物語』と式子内親王の和歌を主題にされた赤羽淑名誉教授の二編の論文を読ませていただけたことで、私が憧れ尊敬する二人の女性、紫式部と式子内親王の作品に感じとることができた詩想を三回に分け記しています。 今回と次回は、論文「式子内親王の歌風(一)―歌の評価をめぐって―」です。 この論文を読んで私は、赤羽淑の、和歌の創作と、創作主体

    赤羽淑の論文から。式子内親王、歌の評価(一)。心ふかく。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2013/12/20
    赤羽淑の論文から。式子内親王、歌の評価(一)。心ふかく。
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  • 前川佐美雄。柴生田稔。生方たつゑ。歌の花(八)。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想

    出典の2冊の短歌アンソロジーの花束から、歌人たちの個性的な歌の花を数首ずつ、私が感じとれた言葉を添えて咲かせています。生涯をかけて歌ったなかからほんの数首ですが、心の歌を香らせた歌人を私は敬愛し、歌の魅力が伝わってほしいと願っています。 出典に従い基的には生年順です。どちらの出典からとったかは◆印で示します。名前の前●は女性、■は男性です。 ■ 前川佐美雄(まえかわ・さみお、1903年・明治36年奈良県生まれ、1990年・平成2年没)。 野にかへり春億万の花のなかに探したづぬるわが母はなし  『白鳳』1941年・昭和16年 春日野の鈴虫の音を聞かしむと壺(こ)に入れて養(か)ふ病むのため  ◆『白木黒木』1971年・昭和46年 ◎一首目は、亡き母を偲び恋う、とても美しい歌です。イメージもとても美しく、春の野に咲き薫る無数の花のゆれる姿がみえます。「野にかへり」という冒頭の詩句から、野は

    前川佐美雄。柴生田稔。生方たつゑ。歌の花(八)。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2013/04/03
    前川佐美雄。柴生田稔。生方たつゑ。歌の花(八)。
  • 五島美代子の短歌(一)。母も育ちたし、子を、娘を愛して。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想

    ここ百年ほどの時間に歌われた詩歌から、短歌の形で咲いた心の花をみつめています。 今回の歌人は五島美代子(ごとう・みよこ、1898年・明治31年東京生まれ、1978年・昭和53年没)です。 私は出典のを通読しながら、好きな歌に印をつけ、その数が多い歌人をとりあげていますが、いちばん多くその印をつけていたのが、初めて出会ったこの歌人でした。彼女のようなヒューマニズム、人間性あふれた歌人がもっと知られてよいと私は感じます。二回に分けて見つめます。 今回は17首です。短歌が難しい言葉を選ばなくても、とても豊かな心を伝えられる歌だということを、この歌人は教えてくれます。 最初の10首は、胎に子を宿したときから孫との時間まで長い年月に歌われていますが、この作者が一貫して、幼い子、稚い子どものすぐそばで、優しいまなざしをそそぎ、見守り、ともに過ごす時間を慈しんだひとだと伝わってきて、私はとてもよいと感

    五島美代子の短歌(一)。母も育ちたし、子を、娘を愛して。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想
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    ainoutanoehon 2013/03/02
    五島美代子の短歌(一)。母も育ちたし、子を、娘を愛して。
  • 細野幸子の詩(三)。愛。願い。歌。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想

    前回に続き、詩人・細野幸子の詩をみつめます。今回は第3詩集『あの日の風に吹かれて』(2002年、あぜん書房)に咲いている、私がとても好きな詩の花にします。 詩「あの日の風に吹かれて」を私が好きなのは、愛の詩だからです。 「わたしがいちばんつよく愛されていた」という詩句はとても真実で、母親の気持ちですが、子どもの気持ちを感じとることができる母親だけが言葉にできる母親の気持ち、ほとんど「つよく愛しあっていた」と同じ強さと温かさがあふれている詩句です。 あふれだした思いが織りなしてゆく二連は、冒頭の 「まるい地球のてっぺんで」という詩行で、詩の世界をまず、宇宙の大きさにまで広げます。 宇宙の中の小さな星のひとりのぼうや。 ぼうやをつつむのは、多くの人の胸のうちに隠されている優しさ、海のように深く広がりのあるゆたかな愛だと、美しい次の詩句で鮮やかに浮かびあがらせます。 「せかいじゅうのおかあさんが

    細野幸子の詩(三)。愛。願い。歌。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2012/12/28
    細野幸子の詩(三)。愛。願い。歌。
  • 戦争を厭う歌。『日本歌唱集』(五)

    『日の詩歌 別巻 日歌唱集』(1974年、中公文庫)を読み、歌と詩について考えてきました。 前回は富国強兵のスローガンで明治政府が押し進めた戦争とその時代の歌を考えました。その後日は、日清戦争(1894年明治27年)、日露戦争(1904年明治37年)、第1次世界大戦(1914年大正3年~1918年)、第2次世界大戦(1937年昭和12年~1945年)と絶え間ない戦争の時代に突入しました。 戦争だらけの時代に多くの軍歌、軍隊歌謡が作られ、歌われました。歌詞を読んで深く考えさせられる歌から、今回は特に反戦の思い、戦争を厭(いと)う思いが響く歌を引用し考えます。 ラッパ節   伝添田唖蝉坊 1900年明治33年(歌詞3番、4番) 名誉名誉とおだてあげ 大切な伜(せがれ)をむざむざと 砲(つつ)の餌(えじき)に誰がした もとの伜にして返せ トコトットトットトットトット 子供の玩具(おもちゃ

    戦争を厭う歌。『日本歌唱集』(五)
  • 小学唱歌と童謡。『日本歌唱集』(二)

    『日の詩歌 別巻 日歌唱集』(1974年、中公文庫)を読み、歌と詩について考えています。 このに収められた歌の対象期間は、江戸時代からの古謡を含め、1968年明治元年から1970年(昭和45年)くらいまでです。 このを読んで、私がいちばん楽しく懐かしく心ほがらかに感じた歌は、小学歌唱と童謡でした。 今回は明治末(1912年)頃までの歌、今からおおよそ200年から100年前までの歌をみつめなおしてみます。 最初に誰もが口ずさめる古謡、短い歌詞ですが、情景が色鮮やかに想いを染めてくれます。 さくら    日古謡 (1番) さくら さくら 野やまも里も 見わたすかぎり かすみか雲か 朝日ににおう さくら さくら 花ざかり もうひとつ、誰もがいちどは聞きながらまどろんだ歌。ねんねん、ねんね、不思議なぬくもりある響きです。 江戸子守唄   東京 (1番) ねんねんよい子だ ねんねしな 坊や

    小学唱歌と童謡。『日本歌唱集』(二)
  • あたらし詩「記憶の肌着」を公開しました。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想

    Author:高畑耕治 Profile:たかばたけ こうじ 1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住 詩集 「純心花」 2022年イーフェニックス 「銀河、ふりしきる」 2016年イーフェニックス 「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス 「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25 「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売 「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売 「海にゆれる」1991年土曜美術社 「死と生の交わり」1988年批評社

    あたらし詩「記憶の肌着」を公開しました。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2012/02/05
    あたらし詩「記憶の肌着」を公開しました。
  • 心の歌、魂に響く詩を。『地獄の歌 火の聖女』(七)。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想

    詩人・森英介、名佐藤重男の詩集『地獄の歌 火の聖女』をみつめています。 彼の詩集から、強く感動した詩篇全体作品と、強い響きの詩句を含む詩連を選びました。(抄)とある詩は全体ではなく、引用を略した詩連があります。またこの詩集には聖書や他の詩人の詩からの多くの詩句引用があり、詩集を構成する一部として鑑賞できますが、以下では略しています。 この詩人と詩集について最終の今回は次の五つの詩を感じとり、私が感動したままに詩想を☆印の後に添えます。 生(抄)、母、酬い(抄)、冬、 ねがひ。 生 あゝ 心臓が ぴちと たち切れさうです (略) あゝ 心臓が、 たち 切れる ☆ 私の詩想 このひりひりするぎりぎりの、心の痛みは、この言葉でこのようにしか表せない、と感じてしまう表現です。心に刺さります。 詩の源は、焼きつけられた強烈な心象、それを最も鮮明に写す言葉を探し出すことだと、詩の根を思い出させてく

    心の歌、魂に響く詩を。『地獄の歌 火の聖女』(七)。愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想
  • 愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想.新しい詩「さがしています」を公開しました。

    Author:高畑耕治 Profile:たかばたけ こうじ 1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住 詩集 「純心花」 2022年イーフェニックス 「銀河、ふりしきる」 2016年イーフェニックス 「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス 「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25 「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売 「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売 「海にゆれる」1991年土曜美術社 「死と生の交わり」1988年批評社

    愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想.新しい詩「さがしています」を公開しました。
    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/11/09
    新しい詩「さがしています」を公開しました。
  • ツェランの詩。ザックスの詩。 愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想

    ドイツ詩の韻律に耳をすませた前回、詩人の吉川千穂さんが論文に引用されていた詩、パウル・ツェランの「死のフーガ」と、吉川さんが研究されていたネリー・ザックスの詩を、ここに咲かせます。 ふたりの詩人とその詩を結ぶものに、第二次世界大戦時のナチスによる強制収容所があります。著者紹介を出典から引用しました。 ツェランの詩は語法も比喩も翻訳で感じとるには難解だと私は感じますが、この詩からは波状に繰り返し叫びが痛く響き押し寄せてきます。 ザックスの詩を私はまだこの『ドイツ名詩選』所収の2篇しか知らず、読み感じとってゆきたいと思います。 この2篇を読み強く感じることは、「ぼくら」「わたくしたち」という言葉の執拗な繰り返しです。迫害されたユダヤびとのひとりとして、殺されたあまりにも多くのいのち共に苦しみ、共に叫び、共に祈り、共にあろうとすることが、生きること、詩を書くことそのものに、なっているのだと感じま

    ツェランの詩。ザックスの詩。 愛(かな)しい詩歌・高畑耕治の詩想
  • 『閑吟集』『宗安小歌集』の好きな歌

    室町時代の歌謡の主流だった小歌《こうた》集の『閑吟集《かんぎんしゅう》』と『宗安小歌集《そうあんこうたしゅう》』を聴きとっています。室町小歌の心の表現の新しさについて前回次のように考えました。 ① 庶民の日常の生活での会話、肉声が聞こえ、顔の表情が見えること。(語りかけの語尾の・・・・なう、など)。 ② 和歌に欠けがちだったユーモア、滑稽感、卑俗さといった感情が吐き出された歌があること ③ それまでなかった音のあざやかな表現。(からりころり。ちろり、など)。 二回に分けて、私の心に響いた好きな歌を選び出し咲かせています。(ただし他の回に引用する小歌との重複は避けました)。 どの歌も室町小歌の良さである上述の特徴のどれかを響かせていますので、私が感じとれたことを、原文に続け、☆印のあとに記します。出典は、『新潮日古典集成 閑吟集 宗安小歌集』(北川忠彦:校注・訳)です。 今回は『閑吟集』の

    『閑吟集』『宗安小歌集』の好きな歌
  • 『閑吟集』の好きな歌

    室町時代の歌謡の主流だった小歌《こうた》集の『閑吟集《かんぎんしゅう》』と『宗安小歌集《そうあんこうたしゅう》』を聴きとっています。室町小歌の心の表現の新しさについて前回次のように考えました。 ① 庶民の日常の生活での会話、肉声が聞こえ、顔の表情が見えること。(語りかけの語尾の・・・・なう、など)。 ② 和歌に欠けがちだったユーモア、滑稽感、卑俗さといった感情が吐き出された歌があること ③ それまでなかった音のあざやかな表現。(からりころり。ちろり、など)。 二回に分けて、私の心に響いた好きな歌を選び出して咲かせます。(ただし他の回に引用する小歌との重複は避けました)。 どの歌も室町小歌の良さである上述の特徴のどれかを響かせていますので、私が感じとれたことを、原文に続け、☆印のあとに記します。出典は、『新潮日古典集成 閑吟集 宗安小歌集』(北川忠彦:校注・訳)です。 今回は『閑吟集』の十

    『閑吟集』の好きな歌
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    ainoutanoehon
    ainoutanoehon 2011/09/07
    たかばたけこうじ「地平線へ、歌を探して ―やぎゅうさん の心」。雑誌「エヴァ」1996年11月号~1997年12月号連載。