サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、日本人として初めてW杯開幕戦で主審を務めた西村雄一氏(42)が24日、都内の日本サッカー協会で報告会見を行った。開幕戦でブラジルに与えたPKが波紋を呼んだが、「僕自身はいつも通り判定した。いい位置から見て、正直に対応することを大事にしている」と振り返った。 問題の場面は、ペナルティーエリア内でブラジル選手がクロアチア選手に後方から手をかけられて倒れた。西村氏は、クロアチア選手はブラジル選手がシュートを狙っていると予測しておらず、キープすると読んだことで手をかけたとの見方を示した。「クロアチア選手は選択を間違えた」と指摘した。 判定で受けた批判には「元々覚悟してレフェリーに臨んでいる」と語った。