女優の石原さとみ(29)が公開中の映画「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)で日系3世の米国大統領特使という難役に挑んでいる。台本は通常の倍の厚み。セリフを話すスピードは「通常の倍速」を求められ、しかもセリフの半分近くが英語。「台本を見て愕然(がくぜん)として、撮影中も胃が痛い毎日でした。でも、この作品で成長できた自分もいる。30代が怖くなくなった」と“20代最後の挑戦”を振り返った。 日本人の祖母を持つ日系アメリカ人で、未来の大統領候補とも目される米国の女性エージェント、カヨコ・アン・パタースン役。ゴジラの新作製作を聞き、マネジャーに「やりたい」と訴えたものの、台本を手にした瞬間、手が震えた。 「(出演した)『進撃の巨人』と同じスタッフさんなので、少しでも出られたらいいな、ぐらいに思っていたんです。外国人役とは聞いてなかった。台本読んで、どうして私にオファーがきたんだろうって。アメリカの