今年7月の「旧態依然の聴取は犯罪への加担」というエントリでとりあげた事件で、昨年末の東京地裁判決に続き東京高裁でも無罪の判決が出たとのことです。7月のエントリを書いた時点では把握できていなかったのですが、捜査段階では被疑者が自白しており、このまま無罪が確定すれば「虚偽自白」だったということになります。 毎日新聞 2014年09月09日 強制わいせつ:元小学校教諭、東京高裁も無罪判決 (……) 高裁は、2女児の供述について「母親との会話の中で触られた状況ができあがった可能性があり、具体的な記憶に基づいていない疑いが残る」と改めて信用性を否定した。元教諭は捜査段階で自白したが、判決は自白調書についても「事件当時の教室の状況が欠落しており、虚偽内容が記録された可能性がある」と信用性を否定した。 想像するに、疑念を持った母親に誘導されるかたちで女児が「被害」を語ってしまった可能性を裁判官が考えた、