準惑星ケレスの最新画像。クレーター内に非常に明るい点が見える。(Photograph by NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA) 準惑星ケレスの最新画像から、謎の明るい点の正体について、水が凍った氷とみられること、水蒸気のプルームを噴き出した可能性があることが示唆された。この星が、「死の星」とはほど遠い存在であった可能性がある。 画像は、現在この星に接近しているNASAの探査機ドーンが撮影したもので、米国テキサス州で開催されている月惑星科学会議で報告された。「ケレスの地中の状況について手がかりを与えてくれるエキサイティングな発見」と科学者は言う。 ケレスの1日を通して、この明るい点の見え方は変化する。 「日中は明るくなりますが、夕暮れになるとずっと暗くなり、最後には完全に消えます」とドイツのマックス・プランク太陽系研究所のアンドレアス・ナテュース氏は言う。