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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/ill_critique (4)

  • 『けいおん!!』におけるループ構造――日常系アニメに物語は必要なのか - 反=アニメ批評

    2010年春期アニメ, 反=アニメ批評京都アニメーション制作の大ヒット人気アニメ『けいおん!』、その待望の第二期・『けいおん!!』が、ファンの方々の熱狂的な賛辞とともに放送を開始しています。 そんな『けいおん!!』第1話においては、まるで久しぶりに出会った友人たちと、「かわらないねー」などと言いながら思い出話に花を咲かせるかのように、一期において描かれた要素の数々が既視感をもって繰り返されもします。 その第1話アバンからして、一期第1話のアバンがそうであったように、唯は始業式≒入学式に目覚まし時計の時間を見間違えて予定より大幅に早く登校してくるでしょうし、※一期 ※一期 (この一期第1話アバン登校シーンでの、さり気なく他のメンバー3人とすれ違っている描写なんかは、今改めて見ると感じ入るところがないわけではありませんでした) 急ぎ駆け出す際にくわえて走る朝は、相変わらずイチゴのジャムトース

  • 『けいおん!』における反復の美学――学園祭ライブにおける唯のパンツ表現に関して - 反=アニメ批評

    反=アニメ批評, 2009年春期アニメ第12話「軽音!」をもって、一応の最終回を迎えた京都アニメーション制作による2009年春期の大人気アニメ『けいおん!』。 今回はその『けいおん!』第12話において現れていた「反復」という主題に関して確認していこうと思います。 『けいおん!』第12話は、ひたすら何かを反復します。とりあえず、ここでは「反復」が「差異」を描き出している点については言及しません。ただ、反復に関してのみ、説明することが憚られるほど明らかなシーンから語らせていただけるならば、まずは例えば、家に忘れてきたギー太を取りに唯が駆けまわる場面。 部屋に戻り、ギー太を担いでは再び学校へ急ぐ唯は、第1話冒頭を反復しては、リビングで足を滑らせ、 ・第12話 ・第1話 いきおいよく玄関を飛び出したかと思うと、 第1話と同じ道を同じように走り抜ける。 途中、第1話の寄り道シーンが文字通り反復して挿

  • アニメにおける現実への予見性――『東のエデン』と『戦場のヴァルキュリア』と新型インフルエンザをめぐって - 反=アニメ批評

    反=アニメ批評, 2009年春期アニメ今期アニメの中でも異様なまでに現実に対する予見的な作品となっている『東のエデン』。 今さら説明するまでもないかもしれませんが、例えば4月5日に北朝鮮から「弾道ミサイル」こと飛翔体が日上空を通過した直後の4月9日に放送された『東のエデン』第1話においては、まるでそのことを予め知っていたかのように、「ミサイル」が日を襲ったという設定が披露されたわけですから、その的中率は北朝鮮の飛翔体の比ではないでしょう。 もちろんそうした予見性はこれだけにとどまらず、みなさんご存じの通り、同じく第1話において『東のエデン』の主人公・「滝沢朗」の「全裸」姿が描かれたかと思うと、 現実がアニメを追随するかのように、「滝沢○明」と同じ事務所に所属する「草なぎメンバー」が「全裸」で逮捕されるという事件が発生してしまう。 その事件に関しては、加えて何たることか、第3話のサブタイ

  • 『けいおん!』第6話における澪のパンツ表現に関する所感――「パンツ表現論4」への助走として - 反=アニメ批評

    反=アニメ批評, 2009年春期アニメいよいよ放送された『けいおん!』第6話。 この第6話文化祭のエピソードは、原作では「澪のパンチラシーン」が描かれた回であり、 かつ、『けいおん!』の監督である山田尚子さんもどこぞのインタヴューにおいて、 「(文化祭の澪のアレ)大事に描こうと思ってます。ファンの人にガッカリされないように」 と語っていたことからも、パンツ描写が禁止されているだろうTBSでの放送で、京アニはいったいどんなパンツ表現を見せてくれるものなのかと、パンツ論壇人たちの間では高い期待と関心が寄せられていました。 では早速、当の第6話「文化祭」では、どのようなパンツ表現が用いられていたかを振り返ってみましょう。 文化祭での演奏終了後のステージ上、満足気に袖へと引き上げようとする澪が、不覚にも自らのベースのシールドに足を取られては派手に倒れこんでしまったわけですが、その後、彼女がおもむろ

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