ドワンゴの「黒字化担当役員」として、ニコニコ動画の指揮を執る夏野剛氏。彼は同時にHTMLの標準化団体「W3C」のボードメンバーも務めている。 そんな夏野氏に、未来のテレビについてロングインタビューを行なっている。記事前編では「Google TV」に代表されるネットテレビについて、いよいよパソコン同様の覇権争いが幕を開けるという予言をしてもらった(前編)。 今回はそこからさらに話を掘り下げていく。企業として新たなプラットフォームを作りあげ、主導権を取る方法について詳しく聞いた。コンテンツへの影響や、かつてのiモードの海外展開も振り返りつつの後編をお読みいただきたい。 じっと見る番組は残る。なんとなく見る番組も残る ―― さて、ネットテレビの普及に従い、「番組」の在り方も変わってくると思います。お話されたように、これまでテレビ画面は放送局(地上波・ケーブルテレビ局)が独占しましたが、グーグルは
![ドワンゴ・夏野剛氏が語る「未来のテレビ」【後編】 (1/5)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/91314d8f64022a95710a8a2952422775cc1a73ab/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2010%2F07%2F21%2F1574699%2Fl%2F7af09bdaf0ba1496.jpg%3F20200122)