紙面さえ埋まれば、事実や正誤などどうでもいい」ともとれるメディア というのを読んで思いだしたのが、次の話し。 松永幹夫騎手という関西で武豊に次ぐトップジョッキーがいるのですが、彼が1997年3月29日にジョーヴという馬で700勝の節目を迎えた際に、松永騎手は過去の100勝から600勝にかけて節目の勝利の際のインタビューでいずれも『他の1勝とかわらない単なる通過点です、ここまで来れたのは関係者の皆さんのおかげです』というまあはっきりいって面白味のない優等生インタビューを判で押したように続けてきました。 で、この松永幹夫騎手が700勝を達成した際に、新聞各社はどうせいつもと同じ判で押したようなコメントだろうと、本人からコメントを取ることなく一人の記者が、松永幹夫騎手ならこうコメントするに違いないというコメントを過去のインタビューから作文して、各社一斉にそれを示し合わせて掲載しやがるという事件が