『魔法少女まどか☆マギカ』は、アニメ業界、あるいはアニメ好き以外の人間にまで話題は広がりそうにないと思っていた。 キャラに萌える(最近はブヒれる、というらしいが)要素や、物語のテーマの深刻さ・真剣さと、それ故に「パロディとして扱いやすい(キャラの性格を、物語と切り離して遊びやすい)」というのは、どう考えても「薄い本」の作りやすさであり、あるいはそれだけでしかなく、コミケ会場以上に広がるのか、と思っていたわけだったのです。 可愛い女子キャラがキャッキャウフフする薄い本の上限は、それでもまぁ「万」レベルにはなるし、サークルの数もそれなりに出るだろうけど、コミケ人気が「社会現象」になる、なんてことは、アニメ・漫画好きが思っている以上に実は敷居が高い。万越えてDVD/BDが売れても、それはアニメ業界だけの「売れている現象」にすぎない。電車の外張り広告でランカ・リーとシェリル・ノームが出ていても、「