ウーマンラッシュアワー・村本が、キングコング西野にかつて舞台上で言われた言葉でムカついたのが、 「大学生みたいなボケすんなや」 だったという。 そんなことを言ったキングコング西野自身が、有吉かだれかに「元気な大学生にしか見えない」と言われて憤っていた。 「大学生」のイメージは、地に落ちたのである。 ・その1 70年代、テレビでは現在よりも素人参加番組が非常に多かった。「なんであんなにおれは素人を見ていたのだろう」というくらい、多かった。 その当時、「テレビに出られる」ということが、素人にとってはひとつの「事件」だった。今だってそうだが、当時はその「事件性」を視聴者も共有することができたのだと思う。 そんな中、なぜか「素人大学生」はよくテレビに出演した。知的な番組にも出ていたかもしれないが、記憶に残っているのはもっぱら、若手芸人がやるような体力勝負のバカなゲームが多かった。 「六大学対抗」で
今週、テレビで南キャンの山里が、「こんな女がムカつく」として、「お笑い担当を自称するキャバ嬢」に激怒していた。 お笑い芸人で、「素人のお調子者」に厳しい視線を向ける人は多い。 いつかの「すべらない話」の小藪もそうだった。 しかし、もう「いいかげん許してやれよ」と思う。 まあどんな職業でも、どこかのバーだとか飲みの席などで、愚弄されたり「おれでもできる」というようなことを言われたらムカつくのは当然である。 だから、「素人がプロに対して、ナメた態度を取ったから怒る」というのはわかる。 だが、単に「彼女、ウチらのお笑い担当だから」って言われたからって、怒るのは沸点低すぎじゃないか? (以下は、直接の山ちゃん批判ではありません。もっと大きなくくりの話です。山ちゃんには、今後もむかつく女を斬っていただいていいのです。) こういうことに疑問を呈することはなかなかできないので、ここらで書いてしまうが、じ
最近、「オタクがサベツされてきたなんて、ウソなんじゃないか」という驚くべき発言を若い人からたまに聞くので、何度目かの繰り返しになるが思うところを書いておく。 今回のテキストを書くことにしたのは、風邪で調子が悪く、何にもやりたくなかったのでネットウロウロしていたら、「現在から97~98年頃のオタク状況」を見た人が、「オタク第一世代が言うほどオタクはサベツされていたのだろうか?」と書いているのを読んだことがきっかけである。 ・その1 そのサイトでは、「オタクがサベツされていたところを踏みとどまり、がんばってきた」ことをオタク第一世代がアピールすることで、後続世代に自分たちの「功績」を過剰にアピールしているのではないか、と書かれていた。が、とんでもない話である。 そして、それと同時に、それを書いている人がオタクかオタクじゃないのか今ひとつわからないのだが(たぶんオタクというよりはその周辺領域に興
昼の「お笑い」番組に「内輪の悪ふざけ」もう勘弁しての声出る(NEWSポストセブン 9/21) 毎度おなじみの、この話題。 「批評」として、現在最も立ち遅れているのがテレビ。 逆に言えば「テレビなら何を言ってもいい」と思われている。 ナメられているのだ。 ・その1 一般的に「(芸人の)内輪の悪ふざけ」とされる番組は、おそらくお笑い業界内の力関係や交友関係をスタジオで顕在化させたたぐいの番組だろう。 まさか、本当にただ芸人が騒いでいるだけで「悪ふざけ」と言っているのではあるまいな。せめて「芸人同士の関係性」のところにまでは思いをはせてほしい。 しかし、実はテレビが「内輪の悪ふざけ」であったのはここ最近のことではない。 亡くなってしまったが、前田武彦が「夜のヒットスタジオ」で「フランクな司会」をしたのは60年代後半。 現在、ミュージックステーションのタモリ的態度(「最近どう?」的な)にそれは受け
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