米オハイオ州のWright State Research Centerでは空港やテーマパークなどの公共の場をテロリストや性犯罪者などから守るため、骨格スキャンによる生体認証を研究しているそうだ(PhysOrg.com、本家/.)。 骨格は人それぞれ違うため、個人を識別するのに利用できるそうだ。大人の骨格は206もの骨からなっており、形や大きさ、関節などが人によって違う。さらに、骨折跡や埋め込まれたボルトなどがあればさらなる違いとなって表れる。骨格は容姿のように変装でごまかすこともできず、指紋採取や網膜スキャンのように本人の同意や接触も必要ないという利点がある。また、全身をスキャンせずに個人差の大きい鎖骨など一部のみから判定することも可能かもしれないという。 スキャンには5秒、データベースとつき合わせるのに10秒程度とのことだが、遠隔から対象を正確にスキャンすることが目下の最大の難関とのこと