頭のいい人は断言しません。 「これは〇〇だ」 という感じで断言してしまうとリスクが生じるからですね。 たくさん知識や経験がある人は物の味方を多面的にとらえることができますから、あらゆる問題を断言することはできないんですね。 色んな本を読んでいればわかることですけど、一つの問題に対して一見、反対の意見でありながら読者である自分が両方納得できるという事が多発します。 もしくは表現の仕方は反対だけど結果的に同じ意見だという不思議な状態もあり得ます。 どういうことかといえば言葉というのは抽象的なものなので、突き詰めれば突き詰めるほど確固たる表現ができないんです。 ドイツの哲学者ウィトゲンシュタインは 「語りえぬものについては沈黙しなければならない」 論理哲学論考 (岩波文庫) 作者: ウィトゲンシュタイン,野矢茂樹 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2003/08/20 メディア: 文庫 購