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Postfixは高速さ、管理の容易さ、そして安全性を目指して作られているMTA (メールサーバソフトウェア)です。 お知らせ バージョン2.3の日本語訳は完了したものから順次公開を始めています。2.4以降はさらにしばらくお待ちください。 このページへは http://www.postfix-jp.info/ でもアクセスできます。 What's New 2015.2.11 (過去のニュース) 注意事項 一般論として、安全なメールサーバであっても設定によっては容易にSPAMの 巣窟とすることができます。デフォルトではほぼ安全側に振ってありますが、 必ず一通り目を通して穴を作らないようにしましょう。 「Postfixだから安全」とか「qmailなら大丈夫」なんてことは 絶対にありません。 メジャーバージョンをまたいでアップデートする場合 (2.2.x→2.3.x etc.)、 Postfixを
Linuxのユーザ認証に関することならPAM認証におまかせ! 前回はスパムメール対策にユーザー認証を利用することを解説しました。 Linuxではメールサーバだけでなく、多くのアプリケーションでユーザー認証を行います。ユーザー認証が必要なソフト全てに、別々の認証機構やデータベースを追加するというのは無駄が多くなります。 そのため「PAM(パム:Pluggable Authentication Modules)」という「各ソフト共通で利用できる認証システム」が用意されています。これからメールサーバにSMTP認証を導入するにあたって「PAM認証」を利用するので、仕組みを理解しておきましょう。 PAM認証について 「PAM認証」を簡単に解説すると下の図のようになります。 このイラストの例で言えば、「DNSサーバ」と「SMTPサーバ」が共にPAM認証を利用。「PAM認証」に利用されている認証機構はシ
/etc/pam.d/system-authが気になって夜も眠れないので調べてみました。この設定ファイルはOS全体の認証*1を司るものです。コンソールでログインするとき、SSHで接続するとき、su(switch user)するときなど、多くの場面で利用されます。 /etc/pam.d以下にあるファイルは下記の書式になっています。 タイプ コントロールフラグ モジュール [オプション] タイプは4種類あります。 auth 認証を許可するかどうかです。ユーザが本物であるかを、パスワードなどの入力によって確認をします。また認証方法を変更することも可能です。 account パスワードの有効期間や認証時の時間などでアカウントの有効性をチェックします。authとセットで使用されます。 password 認証方法を変更するメカニズムを提供します。通常はパスワードの設定/変更する場合です。 sessio
LinuxなどのUNIX系OSでルートディレクトリを変更する操作です。 UNIX系OSでは、「ルート(/)」と呼ばれるディレクトリを起点にしたツリー構造でファイルシステムや各種デバイスを管理しています。chrootにより、この起点となるルートディレクトリが変更され、それ以下にしかアクセスできなくなります(図1)。 chrootは、ソフトウエア開発時のテスト環境や、特権を分離することによる保護などに利用されます。 端末上からchrootするには、少なくとも変更先のディレクトリ内にシェルが起動できる環境が必要です。その環境を用意し、スーパーユーザー権限で引数に変更先のディレクトリを指定して「chroot」コマンドを実行します。すると、chrootのシステムコールが発行され、ルートディレクトリが切り替わります。 このルートディレクトリは、そのシェル上で実行されるプロセスに適用されます。
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