復讐の用心棒 (字幕版) ロバート・ウッド Amazon ★★★ ヒューストンにメキシコ人のペコス(ロバート・ウッド)が流れ着く。ペコスは凄腕のガンマンだった。一方、町には無法者のクライン(ノーマン・クラーク)が部下たちを引き連れそこら中を荒らし回っている。クラインはこの町に運び込まれた8万ドルを探していた。ペコスが無法者たちを次々と仕留めていく。 マカロニ・ウェスタン。惜しみなく銃を撃ちまくり、敵も味方もバンバン死んでいく。暴力性の高さが娯楽度の高さに比例していて感心した。 冒頭のシーンが白眉で、以降はさほど見所がなかった。冒頭はあり得ないくらい格好いい。「ペコスという男に気をつけろ」という主題歌にはずっこけるが、あの一対一のやりとりは西部劇ならではのダンディズムがある。結局、男の世界は取るか取られるかなのだ。男が別の男と出会ったら途端に緊張が走る。サドの著作を読めば分かる通り、個人主義