「赤字を消すために人殺し以外は何でもやれ!」――経営現場にはびこる勘違い:生き残れない経営(1/2 ページ) アメリカから入ってきた成果至上主義が日本企業にまん延し、経営者やリーダーの号令の下、従業員は企業の理念を忘れ、利益に目を血走らせている。こうした企業が未来永劫生き残っていくのだろうか。 ビジネスの現場で、いかに勘違いの経営が行われていることか。致命的な勘違いは言うまでもなく、たとえ小さな勘違いでもそれがたび重なると企業の発展はおろか、存続さえも危うくする。そうした企業の経営者に限ってその勘違いを正しいと思い込んでいるから、一層手が付けられない。新連載「生き残れない経営」では、経営現場の実態を暴きながら、解決策を講じていきたい。 勘違いには、経営理念や経営姿勢に関するものと、経営手法に関するものがある。 そもそも経営理念を議論するとき、経営を取り巻く環境をどのように把握するかというこ
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