新型コロナウイルス対策として政府が提唱する「新しい生活様式」の中で、テレワークやリモート授業が推奨され、これまで一家に1台だったノートPCが、1人1台になろうかという勢いで売れている。これからPCを購入しようとする人にとって、店頭でAMD製CPUの「Ryzen」を見かける機会が増えるだろう。全国の主要家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計した「BCNランキング」によると、単体CPUの販売数量シェアでAMDが7割近くに再浮上し、Ryzen旋風が吹き荒れている。 再びシェア浮上 グラフは、CPU販売数量シェアの過去3年間の推移(週次ベース)。2019年7月にAMDがRyzen 3000シリーズを販売すると、7月8日週に68.6%を記録し、Ryzenブランドが一気に注目の的になった。 振り返ると、3年前の17年6月26日週は、インテルのシェアが83.9%で、AMDが16.1%に過ぎなかっ