東京オリンピックの開幕まで1週間となった16日夜、都内ではオリンピックの中止を求めるデモが行われ、およそ100人が「感染拡大を抑えることが優先だ」などと訴えました。 東京 中央区晴海で行われたデモには市民団体のメンバーなどおよそ100人が集まり、大会組織委員会が入るビルや選手村の周辺を1時間余りにわたって行進しました。 参加者たちは「オリンピックよりも新型コロナウイルスの感染拡大を抑えることが優先だ」などと主張していて、昨夜は「命を守れオリンピック強行反対」と書かれた横断幕などを掲げながらシュプレヒコールをあげ、開催の中止を訴えていました。 参加した35歳の女性は「オリンピック自体を否定するわけではありませんが、新型コロナウイルスの感染者が増え、医療がひっ迫するおそれがある中で開催されるのはおかしいと思います」と話していました。