Googleは10月31日、ローカルでの特権昇格が可能となるWindowsカーネルのゼロデイ脆弱性を公表した。Microsoftでは11月8日にパッチの提供開始を予定しており、それを待たずに脆弱性を公表したGoogleを批判している(Google Security Blogの記事、 Microsoft Malware Protection Centerのブログ記事、 The Guardianの記事、 Ars Technicaの記事)。 脆弱性はwin32k.sysに存在するもので、サンドボックス迂回が可能になる。Googleではこの脆弱性とFlash Playerの脆弱性を組み合わせたスピア型フィッシングキャンペーンを検出し、10月21日にMicrosoftとAdobeへ通知している。MicrosoftはGoogleおよびAdobeと協力して攻撃キャンペーンの調査やパッチの作成を進めており