ニュージーランドの先住民族マオリの女性が、北海道内の民間の温泉施設を訪れた際、顔にある入れ墨を理由に入浴を拒否されていたことが分かりました。 女性側は「現地の伝統的な入れ墨だ」などと抗議しましたが、温泉施設側は「威圧感を感じる人も多く、入れ墨を確認したら一律にお断りしている」と説明したということです。 今月8日、ニュージーランドの先住民族マオリの60歳の女性が女性を招いたアイヌ語の復興を目指す団体の関係者とともに、北海道内の温泉施設を訪れた際、顔にある入れ墨を理由に入浴を拒否されたということです。 女性は、あごと唇に家系や社会的地位を表す「モコ」と呼ばれる入れ墨をしていました。 女性側は「現地の民族の伝統的な文化に基づいたもので反社会的な入れ墨ではなく、差別にあたるのではないか」と抗議したということです。 これに対し施設側は入り口に「入れ墨・泥酔の方お断り」と明示していて「入れ墨には威圧感