連日の猛暑でいささかグッタリしていた 8月上旬、DIATONEが家庭用スピーカー復活に向けて動き始めたとのビッグ・ニュースが筆者の耳に飛び込んできた。すでに小型2ウェイ機の試作モデルが完成し、東京・九段下にある三菱電機エンジニアリング(株)の試聴室でその音が聴けるというので、さっそく出かけてみることにした。 DIATONEは、筆者にとってとても馴染み深いスピーカー・ブランド。試作機のファースト・インプレッションを記す前に、まずはその個人的な思い出を綴ってみたい。 * 1958年生れの筆者は、70年代半ばから80年代初頭にかけて高校、大学時代を過ごした。当時大好きだったロック・ポップスに強い影響を受けて高校時代にバンドを始め、以降音楽ざんまいの青春をおくるわけだが、その頃のぼくたち音楽好きにとっては、どういうオーディオ・システムを揃えるか、単品オーディオコンポをどう組み合わせるかはとても重要
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